行事

行事

始業式(1月7日)

始業式(1月7日)

年始に行われるのが1月7日の始業式で、現存している数少ない伝統行事のひとつです。かつては、祇園削掛(けずりかけ)といわれたおけら詣りから元旦にかけても大いに賑わった花街も、今では三が日休業が定着していることから、始業式は新年を祝うとともに、花街の仕事始めとされています。

節分(2月2日〜2月3日)

節分(2月2日〜2月3日)

毎年2月2日3日に行われる八坂神社の節分祭では、地元四花街が神前で舞踊を奉納し、豆まきを行います。また花街では節分の日に厄除けとして仮装する、「お化け」という催しも行われます。
「お化け」とは、民間信仰として江戸時代から昭和初期頃まで一般庶民の間でも盛んに行われたものです。老齢の婦人が娘の髪型を結ったり、桃割れを結った少女が大人の島田を結ったり、また仮装をしたりして神社に参拝する風習です。いつもとはちがう姿をすることによって現れる鬼をやり過ごし、仮装した姿に笑いを誘って邪気を祓うという意味があったようです。それが現在では花街の行事として受け継がれ、芸妓が趣向を凝らして仮装をし、お座敷を回って宴席を盛り上げています。節分の夜は、お茶屋からお茶屋に移動する、「お化け」に出会えるかもしれません。

鴨川をどり(5月1日~5月24日)

鴨川をどり(5月1日~5月24日)

新緑の京都を美しく彩る「鴨川をどり」は、明治5年(1872年)東京遷都後の京都の繁栄を願って開かれた「第1回京都博覧会」の観光客誘致の一助として創演されました。
以来一世紀余にわたって継承され、豪華絢爛の舞台と京風芸舞妓姿の茶席の京情緒は洗練の美を誇る京の年中行事です。

五花街合同公演(6月下旬)

五花街合同公演(6月下旬)©京都伝統伎芸振興財団

京都にある五花街(先斗町の他、上七軒、祇園東、祇園甲部、宮川町)の芸舞妓が一堂に会して行なう合同公演です。約80名の芸妓さん、舞妓さんが各花街の“舞”を披露します。場所は京都・南座での公演となります。

伊勢講と高野山参詣(6月〜7月)

伊勢講(6月〜7月)

伊勢参宮を目的とした伊勢講の歴史は古く、室町時代初期に遡るといわれています。また、弘法大師によって閉山された高野山への参詣も古くから盛んで、特に明治維新後、女人禁制が解かれたこともあり、参詣講も急速に発達したそうです。
1880(明治13)年、先斗町に伊勢講「丸寿組」が結成され、お茶屋・芸妓・旦那衆などが伊勢神宮に参拝するようになります。さらに、高野山参りの講「鴨川組」が結成され、1923(大正12)年5月には、花街に生きた祖先の霊を慰める京都鴨川組納骨塔を建立し、1937(昭和12)年には塔前に常夜灯を献納しました。また、伊勢講では、夫婦岩で有名な二見浦の二見興玉神社の参道に、1938(昭和13)年に一対の石灯篭が献納されています。
現在も毎年6月〜7月頃にお伊勢参り、高野山参りが交互に行われ、レクリエーションも兼ねた講中相互の親睦をはかっています。

祇園祭花傘巡行と舞踊奉納(7月24日)

祇園祭花傘奉納舞踊(7月24日)

7月の祇園祭は八坂神社の祭礼で、疫病退散を祈願して始められた千百年余り続く京都三大祭りの一つです。7月1日の「吉符入り」から一ヶ月に亘り、様々な神事や行事が行われ、昨年から17日の前祭に続いて24日の後祭が復活し、2回に分けて山鉾巡行が実施されました。例年24日には、花傘巡行が行われ先斗町歌舞会も隔年で巡行に参加します。八坂神社の舞殿では、芸妓による「歌舞伎踊り」を奉納します。装束は黒塗りの笠を被り、紅の胸紐、小露の附いた白の千早に紅の切袴で、腰には金銅の瓔珞(ようらく)を吊るした巫女姿で出雲の阿国になぞらえたものです。

水明会(10月)

水明会(10月)

先斗町歌舞会の代表的な行事のひとつ「水明会」は昭和5年3月15日に第1回目の公演がもたれました。これはそれ以前にあった伎芸研究会として催されていた「長唄千代栄会」(明治40年2月発足)と「土曜会」(昭和2年9月発足)との両会が発展的併合したものであります。
当時は特別基準以上の伎量を有する芸妓のみで構成されていました。これほどに格式のある伎芸発表会であります。

お火焚(11月)

お火焚(11月)

11月に入ると、京都の各神社では「お火焚」と呼ばれる神事がとり行われます。今年1年間の収穫に感謝するこの行事は、宮中の重要行事である新嘗祭(にいなめさい)が民間に広まったものといわれています。かつては、神社だけでなく一般家庭や町内でも行われ、ミカンやまんじゅうをお供えし、また護摩木を焚いた残り火でミカンを焼いたそうです。そのミカンを食べると、冬の間風邪をひかないとも伝えられています。先斗町歌舞会でも、比叡おろしが吹き始める11月20日頃、歌舞練場屋上に祀る正一位稲荷権太夫明神と、表鬼門にある水神にお参りするお火焚の行事を行っています。

顔見世総見(12月)

お火焚(11月)©京都新聞社

南座に「まねき」があがると、京都は師走の風情に包まれ始めます。まねきとは、年の瀬の顔見世興行に出演する役者の名前を書いた看板で、勘亭流という独特の文字で書かれています。江戸時代、歌舞伎役者の契約は年棒制で、旧暦11月から翌年の10月までの1年契約でした。毎年11月の公演は、来る歳の役者のお披露目であり、「顔見世」と称して豪華な顔ぶれで上演され、人気を呼んでいたそうです。これが、今に受け継がれる顔見世興行の始まりとされ、「歌舞伎正月」の異名もあるほどです。
この興行の間、京都五花街の芸妓・舞妓らが揃って観劇することを「顔見世総見」といいます。歌舞伎の所作や踊り、三味線などの芸事を学ぶための恒例行事でもあり、華やかに装った芸舞妓が桟敷席を陣取り、人気役者の競演に花を添えます。また、この日の舞妓の簪は餅花に小さなまねきが二つ付いているもので、幕間にひいきの役者の楽屋を訪ね、名前を書き入れてもらうのが習わしになっています。立役は墨で、女方は朱で直筆され、12月中舞妓は、この簪を挿すそうです。

事始め(12月13日)

事始め(12月13日)

12月13日は「すすとり節句」といい、この日すす払いをして正月の準備を始めます。鎌倉時代中期に遡るが江戸時代に朝廷・幕府の年中行事「すす払い」として確立しました。
花街ではこの日から正月の準備を始め一年のスタートとなります。芸舞妓達は師匠や見習いのお茶屋などに鏡餅をおさめ1年間のお礼と来年に向けての挨拶をします。

お問い合わせは下記まで

先斗町歌舞会
〒604-8003 京都市中京区先斗町三条下ル
TEL.075-221-2025
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