新緑の京都を美しく彩る「鴨川をどり」は、明治5年(1872年)東京遷都後の京都の繁栄を願って開かれた「第1回京都博覧会」の観光客誘致の一助として創演されました。以来一世紀半にわたって継承され、豪華絢爛の舞台は洗練の美を誇る京の年中行事となっております。
第一部は美しく楽しい舞踊劇、第二部は踊絵巻と称される純舞踊の二部構成で行われます。
第181回鴨川をどり 第2部 「花姿彩京七小町」より
鴨川をどりでは会期中、会場四階にお茶席を設けております。開演前に、お茶席で芸妓さんのお点前を楽しんでいただけます。
茶菓を召し上がって頂いた後、菓子皿はそのままおみやげとしてお持ち帰りいただけます。
鴨川をどりの茶席は、立礼式によって行われます。この式は椅子点と申しまして、明治5年仙洞御所で博覧会が開催された際に、裏千家玄々齎宗匠が外国人客の接待のお茶のために考案された点前作法です。
現今諸流で行われている椅子点前と称する作法は、凡てこの立礼式が規範となっています。
鴨川をどりも明治5年に創演し、をどり情緒を一層深くする風流な茶席は点前の芸妓舞妓の純京風の姿と共に喜ばれています。
- 令和7年5月1日(木)~24日(土)(24日間)
12:00/14:00/16:00 - お茶券付特別席/7,000円
特別席/6,000円
普通席/4,000円 - 京都市中京区三条大橋西詰 先斗町歌舞練場
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回 | 元 号 | 年 | 演 目 | 作 者 | 備 考 |
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185 | 令和 | 6年 | 紫の雲にもゆれば | 戸部和久 | |
うしろみ月 | |||||
184 | 令和 | 5年 | 春の風 恋のいたづら | 川崎哲男 | |
寿百五十年先斗町 花の四季 | |||||
183 | 令和 | 4年 | 先斗町四季絵姿 | 川崎哲男 | |
182 | 令和 | 元年 | わかよたれそ 筒井筒 | 戸部和久 | 新元号記念 |
艶姿祝新御代祭 | |||||
181 | 平成 | 30年 | W・シェイクスピア 真夏の夜の夢より~空想い | 戸部和久(脚本) | |
花姿彩京七小町 | 駒井義之 | ||||
180 | 平成 | 29年 | 源平女人譚 | 今井豊茂 | |
八千代壽先斗町 | |||||
179 | 平成 | 28年 | 源氏物語―葵― | 海津 勝一郎 | |
道中双六―東下り― | 川崎 哲男 | ||||
178 | 平成 | 27年 | 芙蓉西遊記 | 今井豊茂 | |
艶姿花挿櫛 | |||||
177 | 平成 | 26年 | 鏡山藤花繪 | 今井豊茂 | |
176 | 平成 | 25年 | 女舞忠臣蔵 | 海津勝一郎(再演) | |
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